発達障害の要因となるものは?

子供たち

発達障害は育て方が悪いなどの問題ではありません。この障がいは、脳の機能障害です。ですが、どこの部分が原因となっているのか、はっきりとした全貌は分かっていません。

ここでは脳に影響を及ぼす可能性がある要因を取りあげてみます。

脳の機能障害

発達障害は脳の機能障害ですが、具体的に脳のどの部分の働きが低下しているのか、明確には分かりません。

これまでの報告には、大脳辺緑系(だいのうへんえんけい)や大脳基底核(だいのうきていかく)・前頭前野・小脳などがあげられています。

大脳辺緑系 記憶形成や自立神経活動・本能、喜怒哀楽、情動のコントロール機能。
大脳基底核 運動調整・感情表出・動機づけなどのコントロール機能。
前頭前野 情動調整、記憶や考えをまとめる。
脳全体の働きをコントロールする司令塔のような役割。
小脳 知覚情報の統合。運動機能のコントロールなど

神経伝達物質の異常

脳機能の他にも神経伝達物質の異常にも原因があると考えられています。

神経回路であるシナプス。このシナプス間で神経伝達物質のやり取りが行われ、情報伝達が行われます。ですが、送る側の神経伝達物質であるドバミンの濃度が低いために、ドバミンの受容体にうまく伝わりません。これが発達障害と大きく関係していくといわれています。

遺伝からくるもの

発達障害は脳機能への障がいですが、遺伝性であることも要因の1ついわれています。

その理由として、広汎性発達障害や多動性を持つ発達障害などは、男児の発症率が女児に比べて高いという点です。また、一卵性双生児は遺伝情報が極めて高いのですが、片方の子供が広汎性発達障害を持っていると、もう片方も90%の確率で持っている点も根拠としてあげられます。そして異文化で誕生した子供も、同様に発症する確率が報告されています。

これらの点から、発達障害は遺伝的な要因が大きいという声もあります。

環境の要因

環境汚染物質が要因という考えもあります。ダイオキシン・鉛・水銀・ポリ塩化ビフェニル(PCB)などの物質や農薬などが、これまでにあげられています。

他にも、煙草のニコチンも有害物質として関係があるという研究報告もあります。喫煙・受動喫煙は、低体重児出生・早産・乳児突然死症候群を引き起こすだけではなく、発達障害へのリスクが高くなるといわれています。

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文章で表現することが好きだということが高じて、ライター業という仕事に携わっています。 王様気分な旦那さま、そして3人のワラワラな子供達にアタフタしながらも、マイペースに動く自由奔放な母親です。

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